2007年6月 7日 (木)

ちょっとした恐怖

便所蝿ってご存じだろうか。もしかしたら、いやもしかしなくてもそんな名前のハエではないのだが、小さい頃から私は疑いもなくそいつをそう呼んでいた。
私が小学校低学年の時は、まだまだ木造校舎が主流だった。トイレは校舎から離れたところに幾つかあり、全てボットン便所だった。まあこの便所の怖いことといったら。大きく開いた便所の穴に、誰かに引きずり込まれて落ちてしまう想像をしながら、いつもドキドキしていたっけ。こういう場所から怖い話が生まれたとしても不思議ではない。

話を戻そう。その便所には必ず何匹かそいつはいた。銀蝿のように大きな羽音でブンブン飛び回っているのではなくて、大体が壁にへばりついていた。3㎜程度の大きさで、三つ葉のクローバーの葉っぱを1枚取ってしまったような形をしているハエだ。

そいつらが、引っ越し以来新居の風呂場にいて、毎日格闘するハメになってしまったのだ。風呂場のドアを開ける度に、多い時で10匹はいるのだ。もうゾッとする。引っ越してくるまでの何日間かは水を使わなかったので、恐らくはその時に繁殖したものと想像される。聞くところによると、そいつらはもの凄い早さで繁殖してしまうのだとか。

ジャムやチョコさんがいるのでバルサンでの撃退は無理だ。そこで、浴槽の隙間という隙間をラップで塞ぎ、キンチョールを目一杯吹き込んだ。しばらく時間を置き、これを3回繰り返した。
…あれから1週間。そいつを見ることは一切なくなった。私のちょっとした恐怖体験は一応は終焉を迎えた訳だ。

計算ミスにより、リビングのソファーとテーブルが、ドでかくて困り果ててしまったが、こうして暮らしていると、この大きさにもすっかり慣れてしまった。2007_05310249

ジャムも、高低差が出来たことが嬉しいらしく、毎日はしゃぎまくっている。
少しずつ、暮らしやすくなってきたよね。

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2007年6月 6日 (水)

洗濯機ラック

引っ越し以来、何かと問題がついてまわってくる。最大の問題は洗濯機周りだった。これは私のミスなのだが。
新居は、お風呂場が結構ワイドにとってある。しかしその代償として、洗面&洗濯スペースが異常に狭いのだ。その上ここは引き戸になっており、洗濯機と壁の間に戸が入ってくる。故につっぱり棒や棚を渡す事が出来ないのだ。それならば洗濯機ラックしかないだろうということで、カタログを見て注文することにした訳だ。しかしあまりにも狭すぎて、数あるラックの中でもわずかしか該当する商品がなかった。その中から好みの物を選び出して注文した。

やって来た商品をルンルンしながら組み立てた。が、足はわずかなスペースに2007_06060277_1入るもの の、上にのびるポールの出っ張りが備え付けの洗濯機を置く台に乗り上げてしまう。足はブラブラするし、台は動かせないし…。後日これは足の部分に木っ端を食わせたので、何とか安定するようになった。2007_06060275

ところがだ。ラックの上部に置く扉付きの木のBOXがでかすぎるのだ。頭の上に持ち上げて必死で取り付けたのに、天井をズリズリこすり、換気口を覆い隠してしまう結果となった。「これなら地震がきてもビクともしないから、あ~んしん!」などと喜んでいる場合ではない。使えないぞ!しかし廃棄処分になぞしてなるものか。

ということでY氏に電ノコを買ってきてもらい、BOXを3分の1ほど切断することになった。
2007_06020260_2 そんなこんなでやっと出来上がったのがこちらである。天井との隙間が10㎝あいたことで、もう換気口を塞いだり扉が開かないこともない。

先日仕事でお世話になっている方に後ろから声をかけられた。「鍛えてる?背中の筋肉が凄いけど。羽根が生えてるよ。」
…とほほ。引っ越し作業でつきました、とは言えなかった私である。さあ、どこまで筋肉がつくのだろう。この羽根で、そのうち空も飛べるようになるかしらん。

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2007年6月 1日 (金)

明け渡し

ウッドカーペット切断作業により、私の指は急激にぶっとくなり、土方のオヤジさながらになってしまった。しばらくは使わないに限る。だが…。

1週間後の20日の日曜日、前の家の明け渡しがあった。前日の土曜日に、がらんどうの部屋全体を磨きに磨いた。渾身の力を込めて磨いた為ゴム手袋に亀裂が生じ、マジックリンや漂白剤などがしみ出してきた。新しいゴム手袋を装着したが、それも駄目にしてしまった。強力な洗剤にさらされた私の指は、煮過ぎた豆腐のように鬆(す)が立ち、皮も剥けてボロボロである。しかも連日のピーカンで、肘から甲にかけて真っ黒に日焼けし、土方のオヤジ度は増すばかり。手も足もパンパンにむくみ、その後の1週間で3回もマッサージに通ってしまう結果となった。そのせいかどうか、現在は変な発疹が手足に出現し、ひどい状態は続いている。

10年も暮らした部屋は、ふすまは自然にへしゃげ、壁紙は変色しているし、いくら磨いても敷金はほぼ返ってこないと踏んでいた。それどころか恐らくは相当な補修費がかかるに違いない。10年の感謝を込めた掃除の筈が、最終的には半ば意地になってしまった。

そんなこんなで当日の立ち会いを迎えた。担当の人が一つずつチェックしていくのを、ドキドキしながら見守っていた。予想に反し、10年暮らしていたことを相当に考慮して頂き、わずかな補修の為の費用だけで、後は全て返金されることになったのだ。ああ、頑張ったかいがあった。

帰り道、私のむくんだ足はめちゃめちゃ軽くなっていたのは言うまでもない。文字通り、現金なものだ。

2007_03310062 君が部屋をかじらないでいてくれたから助かりました。

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2007年5月31日 (木)

ウッドカーペット

引っ越しの際、ジャムたちの一時避難所になっていた私の寝室は、元々カーペットが敷き詰められていた。けれどベッドを入れ込むに当たって、どうしてもフローリング仕様にしたかったのである。しかしそれにはお金がかかるし、リフォームとなると上下左右の住人に申請を出して許可が下りるまでまたなくてはならないらしい。そこで、通販でウッドカーペットを購入し、自分で切って敷き詰めることにした。敷いてあったカーペットだけを内装業者に剥いでおいてもらい、カーペットの下にあるフェルト地の上にウッドカーペットを敷いていくことにした。

…簡単に考えていた。
引っ越しから2日後、Y女史が手伝いに来てくれた。二人で雑談をしながら待っていると、ようやく配送業者の到着。男性二人が汗だくになって息を弾ませている。荷物を玄関に置いてもらいサインを済ませると、一人が私たちを眺めて「だいじょうぶですか?」とひと言。
???そりゃあ、大丈夫でしょう。

大丈夫じゃなかった。先ず持ち上げるに持ち上げられない。二人して端っこと端っこを持ち、何とか動かそうとするのだが、2㎝ほどしか上がらないのだ。限界を超えたせいで大爆笑である。もう重たくておかしくて、笑いが止まらない。ヒーヒー言いながら、必死の形相で、変な虫みたいな格好になって、その硬くて重いカーペットを何とか部屋にこじいれた。
端っこを決めて部屋いっぱいに広げる訳だが、当然ながら丸まった木は、反対側には丸くなってくれず何度も手を挟む。何となく広がったところで、サイズがピッタリではないので、溝と溝の間の部分をカッターで切っていく。これが…何時間かかるんだ、というくらい手間がかかり、何度も途中休憩を入れながら、やっと一番広い面をクリアすることができた。
結局くたびれ果てた私たちは、この日はこれで強制終了した。

Y女史が翌々日に再び手伝ってくれたこともあって、3日後には見違えるような部屋になった。感謝してもし足りないが、思い出すにつけ笑いがこみ上げてくる。

確かにウッドカーペットはカッターで切れる。溝の部分などスイスイである。しかしそれ以外は…。注文する際は、ある程度カッティングしてもらってからをお薦めしたい。

2007_05310253_1 業者にお願いしたみたいな床である。
左端をカッターで切ったとは思えない。
アイボリーグレーが何とも素敵だ。

2007_05310254 やっとベッドも入り、部屋らしくなってきた。

私の苦難はまだまだ続く…。

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